先日、寺カフェに集う人びと、その背景を取材した記事を日経電子版に公開しました。記事はコチラから読むことができます。
記事内で多く紹介しているのは、JR、東京メトロ「恵比寿」駅から徒歩8分。駒沢通り沿い、鎗ヶ崎交差点そばにある「寺カフェ代官山」です。
立地がいいので、「この前を通ったことある!」「だけど中に入ったことない」という方もいらっしゃるかもしれません。そうです。
あの五色の旗が目印の、ちょっと目立ったカフェですね。隣に家具・雑貨店があります。
実はこのカフェ、流行の発信地・代官山にあって、普通に女子たちの駆け込み寺(しかも本当の「お寺」の僧侶が駐在!)となっているのです。
女子たちは(もちろん男性も!)ここで悩みを相談し、心の内を明かし、気づきを得ています。
美味しいコーヒーを飲みながら、構えることなく、気軽に僧侶に相談をすることで、堅くなった心を少しずつ柔らかくし
それにあわせて、思考も柔軟になるのか、考え方も変化し、「リ・ボーン」をするようです。本来はお寺でしか会えなかった僧侶と、こんな場所で会うことができて、しかも、仏教のおしえにも触れることができ、それによって生き方の知恵がつくなんて、最高です。
しかもオシャレ。そして、ゆるい感じ。
そこが、心地良くてリピーターさんもいるようです。占い感覚で行く人もいるようですよ!
実は私も、先月だけでも5回も通いました…。それにしても、いつ行っても、ここちよーい。しかも、おひとり様客が多いこと…。
食事も充実しているので、女子会にも使えそうです。でもやっぱり、一人でゆっくり自分と対話する時間をここで持つのがいちばんいいかもですね。
ランチもデザートもいっぱい食べましたが、一番コスパがいいなぁと思ったのがこのわらび餅が入った、黒みつきな粉アイスのモナカ(650円)。安いです。このボリューム。この最中がテーブルに運ばれてきたときは、「これ、一人で食べられるのかなぁ!」とウエイターさんに呟いてしまったほどです。お友達とシェアしても十分食べごたえありますよ。美味しかった!!
一度、この寺カフェを運営するお寺の住職が夜咄をしてくれるというイベントに参加してみました!食事こみで、5,400円。こんなヘルシーご飯がついていました。
住職はとっても、とっても柔軟な発想の方で、浄土真宗のおしえにふれながら、無理に自分自身をかえたり、自分の愚の部分を否定的にとらえることなく、それが人間らしさであり、ありのままの自分をそのまま受け止めて、緩く生きることがどれだけ幸せなことか、をおしえてくれました。
残された人生(あと何十年かまったくわかりませんが…)を、もっと前向きに、楽しく、自分らしく生きてやるぞー!なんていう、小さいことだけど、大きなパワーにつながる気持ちがわいてきました。
何冊も本を読むより、ここにきて僧侶とか住職のはなしをきくことが何十倍も早く、深く、言葉や考えが心にささり、生きやすくなると思います。
寺カフェ、オススメです。さり気なく飾られた、仏教をイメージしたインテリアにもまた癒やされます。
機会があれば、また別のお寺が運営するカフェを紹介したいと思います。
そしてこういうカフェが充実することで、カフェに人が集まることで仏教のおしえがもっと身近になりお寺に足を運ぶ人が増えるといいな、と思っています。だって、昔はお寺は地域コミュニティの基本だったんですもの。人とのつながりが希薄になっている今こそ、お寺の存在が必要、お寺の役割が大きいと思っています。
東京都渋谷区恵比寿西1-33-15EN代官山ビル1F TEL 03(6455)3276